どうも、大滝です。
ブログを始めて1年以上経ちますが、そういえば自己紹介していなかったと思い、名乗ってみました。
ところで、皆さんはSNSやってますか?
FacebookとかTwitterとかInstagramというアレです。
いわゆる、写真や文章を投稿して、人生を享受するやつです。
SNSには文字や画像の情報がたくさん含まれていますが、最近これらの情報でメンタル不調を早期発見できたら面白いなぁと思うようになりました。
そこで、実際にそのような研究があるのか調べてみました。
参考になったのは、2013年のマイクロソフト社の論文です(De Choudhury et al., 2013)。
こちらの研究では、489名を対象として、抑うつ気分とTwitterの使用状況の関連について調査しています。
調査はオンライン上で行われ、抑うつ気分の評価にはCES-Dという質問紙が用いられました。
知らなかったですが、マイクロソフトってこんな研究もしているんですねぇ。
まあそれは置いといて、この研究では抑うつ気分が強くなると、以下のような傾向が現れることがわかりました。
・ネガティブな感情のツイートが多い
・一人称が多い
・断言調のツイートが多い
・ツイート数、リツイート、リプライが少ない
・フォロワー、フォロー数が少ない
・昼よりも夜のツイートが多い
気分が落ち込むと、ネガティブなツイートが多くなるのは当たり前でしょう。
一人称や断言調のツイートが多くなるのは、「うつ病に特徴的な話し方」で出てきたものと一緒ですね。
どうやら、口だけでなく、文字にも表れるようです。
気分が落ち込むと、意欲も低下するので、ツイートも少なく、社会的な接触も避けて、フォロー数も少なくなりやすいでしょう。
夜眠れないと、ついついスマホを開いて、ツイートもしやすくなりそうですね。
考えてみると、どれも納得できる結果といえそうです。
自分のフォローしている人にこのような傾向が新たにみられるようになったときは注意したほうがいいかもしれません。
ちなみに、私もTwitterやってます。
ブログでは紹介しきれない論文なども取り上げているので、もし興味がある方はチェックしてみてください。
https://twitter.com/yuh1986
そして、もし私にメンタル不調の傾向がみられたときは教えてください笑
参考文献:
De Choudhury, M., Counts, S., & Horvitz, E. (2013, May). Social media as a measurement tool of depression in populations. In Proceedings of the 5th Annual ACM Web Science Conference(pp. 47-56). ACM.