2018年5月2日水曜日

ポートランド州立大学の研究で判明した、同僚の支援によって生産性が高まりやすい職場


同僚からの支援は心の健康問題を防ぐために重要ですが、一方で支援を提供している同僚や支援を受けている人の生産性がどうなっているのかは気になるところです。

というのも、支援を提供することで負担が増えたり、支援を受けたことでお返しをしないといけないと考えたりすることで、生産性が低下するのではないかという懸念があるからです。

そこで、Journal of Business and Psychologyに掲載されていた論文を読んでみました。

Yang, L. Q., Sliter, M., Cheung, J. H., Sinclair, R. R., & Mohr, C. (2017). The Dark Side of Helping: Does Returning the Favor from Coworkers Hurt Employee Work Engagement?. Journal of Business and Psychology, 1-20.

こちらはポートランド州立大学の研究で、142名の急性期病棟を担当する看護師を対象として、12週間にわたって同僚の支援とワークエンゲージメントの関係について調査しています。


結果としては、同僚を支援したり、同僚から支援されたりすることで、ワークエンゲージメントが低下することは認められなかったのですが、同僚の支援がより効果的な職場が見つかりました。


それは、普段の同僚・上司からの支援が少ない職場です。

そのような職場では、同僚を支援することで、支援する側のワークエンゲージメントも支援を受ける側のワークエンゲージメントもより高まっていました。


つまり、同僚のサポートが少なくて生産性も低いと感じたときは、ただその状況を嘆くのではなく、自ら同僚をサポートすることで、相手の生産性だけでなく、自分の生産性も高めやすくなるということになります。

確かに、普段から支援が少ない環境だと、ちょっとしたサポートをするだけでも有難く受け取られるので、こちらとしてもやりがいを感じますよね。

職場の生産性を上げたいと思っている方は参考にしてみてはいかがでしょうか。